企画内容
当社の主要な生産設備である焼成窯(トンネルキルン)では、24時間の連続稼働を実施しておりますが、年数回メンテナンス等で一時的に焼成を止めております。
このメンテナンス後に焼成窯を再び必要な焼成温度(最高1,130度)まで昇温、焼成窯内部の温度分布等を安定させるため、テスト製品を工程内で流しております。
ところが、このテスト品は焼成温度等の必要条件を満たせていないことから、実際の製品とすることはできず、製品ロスとして扱ってまいりました。
このような背景の下、当社では製造していない「いぶし瓦」の製造企業である創嘉瓦工業株式会社(愛知県高浜市)の協力のもと、当該製品ロスを新たな製品としてアップサイクルすることに成功いたしました。
製造方法・品質について
当社で発生いたしました、窯昇温時のテスト製品を半製品として、同社にて焼成(燻化)を行い、当社および同社が販売いたします。
半製品の状態では、必要な焼成が完了しておらず、そのまま製品とすることはできませんが、同社の生産設備で追加工程を行うことにより、十分な焼成が完了いたします。
なお、本工程によって製造した製品につきまして、耐久性等の品質が確保されていることを事前に確認しております。
持続可能な開発目標(SDGs)達成への取組み
当社は、持続可能な開発目標(SDGs)達成への取組みとして4つの項目を掲げており、今回の企画は「4. 鶴弥は限りある天然資源の有効活用、循環型社会の構築に貢献します」に該当いたします。
期待される効果
従来は、粉砕工程を経ることで原材料に再利用されていました年間54トンの粘土瓦製品ロス(天然資源由来)がアップサイクル型粘土瓦として販売できると試算しています。
なお、この活動の実施と、従来から行っている粘土瓦製品ロスの粉砕物(シャモット)の原材料への再利用とを合わせ、当社で発生した粘土瓦製品ロスの再利用割合は100%を超えております。
営業部
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FAX:0569-28-5566
業務部
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